前回の日記の反響でしょうか、
オーガズムを経験してみたい、という女性からの依頼が続いております。
イッたことがない女性がこんなにいるのか!と改めて日本の性後進国ぶりにもどかしさを感じてしまいます。
いっぽう性先進国であるインド北部の地域では”
タントラ教”なるものが存在し、教義の中でオーガズムが重要な位置を占め、ものごころ付いた頃から男性は女性をオーガズムに導くためのテクニックを身につけ、女性はオーガズムを得る訓練をしているそうです。
国中いたるところにカーマ鈴木が居るようなものです。
ともかく、今日はそんな性後進国の”悩める乙女”との施術を記録していきたいと思います。
サイトを拝見しました。
イク体験をしてみたいです。
よろしくお願いします。
【 年齢 】:26~29歳
【 スタイル 】:ふつう
市内のターミナル駅で待ち合わせをします。
淡々としたメールでのやりとりでは想像もつかない、お人形さんのような小柄で可愛いらしい女性が目の前に現れました。
きゃりーぱみゅぱみゅと小倉優子を足して割ったような、ふわふわほのぼのとした印象です。
個人的な統計では、こういう女性はイキやすいと思うんですが・・・
とりあえずホテルまでの車内で色々と事情を聞いていきます。
「今彼氏とかいるんですか?」
「はい」「そうですよね、こんなに可愛いですもんね!」
「彼とのセックスに不満があるとかそんな感じですか?」
「不満というか・・・最近わけあってかなりご無沙汰なんです」「ほう・・わけですか・・・」
「少し前に彼とのセックスのとき、一度イッた演技をしてしまったんです」
「それ以来、彼とのセックスが苦痛で・・」
「あちゃー、それは面倒なことになっちゃいましたね・・」
「どんな感じで演技しちゃったんですか?」
「ネットで調べて、股間をビクビクってして・・」思わず笑ってしまいました。
まさに男女の感情の機微ですね。
彼女をイカせて満足感に浸りたい男性の気持ち、それを満たしてあげたい彼女さんの気持ちも分かります。
そして一度演技をしてしまった以上、演技でしたなんて言おうものなら男のプライドはズタボロになってしまいます。
これは責任重大になってきました。
是非とも彼女に本当のオーガズムを経験いただいて、
後の演技にリアリティを加えてあげなければいけません。
いや違うか、◯彼氏とのセックスで本当にイケるように訓練しなけばいけません!
しかしながら、実はオーガズムにこだわっている時点で、すでにオーガズムから遠のいてしまいます。
オーガズムとは性的快感の蓄積の結果訪れる”現象”であって、どこかに実在する”モノ”ではないのです。
ですので、性的快感に集中できなければ、イケるはずもありません。
なにやら
禅問答のようですが、これはひとつの真理です。
とくに年齢を重ねるごとに”頭でっかち”になってしまいますから、イキづらくなってしまうのです。
イッてみたいという女性に対して施術前に必ずお伝えしているのは、「
イクことを頭で考えずに、淡い快感を楽しみましょう」ということです。
オーガーズムとはその結果でしかありません。女性のからだは、イカせようとしてイクような簡単な仕組みではないですから・・・
自分も淡い快感を蓄積していくことを意識して施術しております。
ホテルにチェックインし、早速施術を開始します。(
中編につづく・・・)
前編|中編|後編