最近、この
『セックスセラピスト日記』を楽しみに御覧頂いてる方が意外に多いということを知りました。
なかには日記をおかずに
一人エッチを楽しんでいるという女性もおり、嬉しいような気恥ずかしいような気持ちです。
自分の体験を文章に起こすというだけでも楽しいですし、さらにそんなお言葉を頂くと俄然やる気が出ますね。
近頃は、活動を通した体験と、それを面白く日記にまとめることがささやかな生き甲斐になっております。
今日は、そんな日記愛読者様との施術を綴っていきたいと思います。
膣やクリでいきたくてお願いのメールをしました。
オナニーではいけますが、SEXではいけません。
焦らされて、焦らされて、そこからイッてみたいです。
最初のメールはこのような簡単な内容でした。
20代前半、医療関係のお仕事をしているそうです。
前回の日記でも少し触れましたが、一人エッチでしかイケない女性をセックスでイケるようにする施術は、オーガズムの経験がない女性の施術の次に難易度の高いミッションになります。
文明の利器とでも言いましょうか、バイブレーターなどの超絶な振動を使って、自分の好きな場所を好きな強さで刺激できる時代です。
でもセックスの快感とは本来、野性的なものなので、そんな文明の道具は時として邪魔になります。
以前に、小学生の頃から一人エッチをされている熟練のオナニストと
『ピンクローターvsカーマ鈴木の超絶クンニリングス』のようなかたちで挑戦し、あえなく敗北してしまったという口惜しい経験があるんですね。
しかし、前回の挑戦と今回ではずいぶん時間が空いています。その間にも僕は敗北をバネに修行を続けてきましたから、さらに技に磨きをかけての再挑戦になります。
JR某駅前の待ち合わせ場所に現れた彼女は、とてもスタイル良く美形なお嬢様で、正直びっくりしました。
今日はゆっくりじっくり施術されたいとのことで、ホテルも宿泊前提で夜遅くからチェックインします。
アロマオイルマッサージを初めてから、多くの方からリクエストがあり、もうすでに10名ほど練習台になってもらいました。
女性の中には
アロママッサージに詳しい方や経験豊富な方もみえて、色々とご教授していただきました。おかげさまでメキメキと上達しております。
通常の施術の導入部分として、アロママッサージは女性たちとコミュニケーションをとり、緊張を解すにはうってつけです。
シャワーを浴びてもらっている間にジャズを有線で流したり、部屋を暗くしてアロマを炊いたりと、リラックスしてもらう環境づくりは楽しいです。
女性の性感を開放し、深い快感へと導くためには、小手先のテクニックでは限界があるんですね。
セックスにおいて女性を
オーガズムに導くにはまず、リラックスし相手との信頼感がなければなりません。
シャワーから戻った彼女にベッドでうつ伏せになってもらい、テレビで映画を流しながら全身のアロママッサージを開始します・・・
オイルを手のひらにとり、温めてから背中にまんべんなく塗リ広げていきます。
時間に余裕があるので、雑談しながら手の指先から足の指先まで念入りにマッサージしていきます。
心身のコリを解し、リラックスしていくうちにお互いの距離は縮まりました。
アロママッサージを一通り終え、オイルを拭きとってアダムタッチを開始します・・・
(
中編につづく・・・)
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