その舌は面で彼女を包み込み
二人の粘膜は二枚の絹のようにピタッと合わさりながら
滑らかな動きでゆっくりと割れ目をなぞっていく
クリトリスのみならず大陰唇、小陰唇
外陰部だけでもたくさんの性感帯が存在していて
それぞれ違う快感がある。
彼女の反応に耳を澄ませながら、気持ちいい場所を探していった。
クリトリスの先端が感じるのか、それとも横側か
はたまた皮の上からコリコリ圧迫してもらうのが好きなのか。
色々と試しながら、陰核が充血して膨らんでくるのを待つ。
しばらくの間、目ぼしい反応は無く静かな時間が過ぎていったが
反応がないからといってむやみに舌先を尖らせたり、リズムを速めたり不必要な力を入れてはいけない。
せっかくの美味しい料理も砂が入ったら台無しになるように
繊細な性感脳を一瞬で警戒させて興醒めにしてしまうだろう。
外側だけでなく女性器の内側にも複数の性感スポットが存在している。
この膣内の性感帯は、ある条件で感度が格段に上がっていく。
その条件とは、外側の愛撫をじっくりしっかりと行うことである。
時間をかけてじっくり愛撫された外陰部は緊張が適度にほぐれ
だんだんと血流が増して熱を帯びる。
焦らしながら外側の愛嫵を続けていくと、その熱はやがて内側まで拡がり
ようやく身体の奥深くの性感帯が目を覚ますのだ。
口でクリトリスを撫でながら、ゆっくりと人差し指を膣口へ挿入していった。
指の腹でくるくる円を描くように、入口から膣内をマッサージでほぐしながら奥へと進んでいくと
膣のお腹側、ちょうどクリトリスの裏側にあたる部分が膨らんでコリコリして来た。
ここが一級の快感スポットとなる。
コリコリを意識しながら、膣の中に大きく円を描くようにマッサージしていく。
舌でクリトリスをこねこね愛撫しつつ
ただひたすらゆっくりと、同じリズムで膣をかき混ぜていった。
未だに反応はほとんど無いが、不思議と的外れなことをしているとは思わなかった。
顔を覗き込んだり、直接問うこともない。
なんらかのエネルギーがひたひたと身体の奥に充満していってるような感覚がしたのだ。
何分くらいが経っていただろうか
膣内をこねている人差し指が少し疲労を感じ始めた頃合いである。
ふとクリトリスのあたりが硬く膨らんだような気がしたかと思うと、急に膣内の圧力が増した。
下腹部に力が入り、少し腰をうかせた彼女の呼吸が一気に荒々しくなる。
快感で満たされた膣の中は熱くたぎり
行き場のないエネルギーが悶えるが如く
膣内がギュルギュルと動きだした。
『うぅ・・・いっ、、、あっ、はぅん・・・』
馬の手綱を離さぬように
僕は同じリズムで膣とクリトリスの愛撫を続けていった。
すると彼女は太ももから骨盤までを小さく震わせながら腰を浮かせ
緊張の極限まで昇り詰めていったかと思うと急に脱力し、膣口をひくひく痙攣させながら力なくシーツの波間へと果てて行った・・・
エッチで集中できない。
途中で冷静になってしまう。
気持ち良いと感じたことが少ない。
イったことがない。
そんなお悩みを秘かに携えて、彼女は性感セラピーの扉を開いてくれました。
当日のご予約ではありましたが、以前からこのサイトを認知してくれていたようで
名古屋に立ち寄ったタイミングで思い切って連絡してくれたそうです。
実はセックスの途中で頭が冷めてしまうという女性からのご相談は近頃とても多いです。
快感に没頭できずに、頭が冷静になってしまう原因はなんでしょうか?
原因のいくつかを
これまでの経験をもとに考えてみました。
原因1:『性欲が無い、もしくは低い』
基本的に性的な快感というのは性欲に比例すると言われています。
特に若い女性はまだ性的に開花しておらず、性欲が少ない女性も多いです。
女性は年齢を重ねるうちにだんだんと性欲も上がって行き、感じやすくなるのであまり焦らないでも大丈夫です。
一般的に女性の性欲には波があり、そのような女性でも性欲が高まるタイミングがあります。
そんな時に、ひとりエッチに挑戦してみるのもオススメです。
原因2:『経験が少なく、性感帯が開発されていない。男性の愛撫が的外れで下手、気持ちよくない』
性感帯を開発するには、マスターベーションなど自分で開発するか、愛撫の上手な男性に性感帯を目覚めさせてもらう必要があります。
自分の性器に触ることに抵抗がある女性も多いので、そのような方は男性に教えてもらう方が良いでしょう。
しかし、女性本位で気持ちの良い愛撫をしてくれる男性は僕の感覚ですが20人に1人(5%)も居ないように思います。
ですので、こういった女性向けサービスを通して性感開発してもらうことは、とても効率が良いのではないでしょうか。
原因3:『どのように反応したり振る舞ったらいいかわからない』
相手のことを過度に気遣ってしまったり、自分はどう振舞うべきかと考えてしまう方はエッチに没頭できないことが多いように思います。
そういうタイプの人は優しくて真面目な方が多いのですが、ベッドの上であなたがすべきことはただ『ありのままの自分で居ること』『相手に身体を委ねること』だけなのです。
とは言っても、気持ちよく無ければ身体を相手へ委ねることなんてできません。
あれこれ考えて頭が冷めてしまうのは、そもそも気持ち良く無いからなのですから・・
とりあえず、気持ち良くないのに感じている風な演技やイッたフリはやめたほうが良いでしょう。
原因4:『ある一定のラインを越えられない、壁を作ってしまう』
セックスの相手が大切なパートナーであったとしても所詮は他人です。
本当に好きだからこそ、あられもない自分の姿を見せるのが恥ずかしい。と思ってしまう女性は少なくないと思います。
気持ち良くなってきて、このままだと身体がおかしくなってしまう・・・その先を恐れてしまうのです。
その先に大声を出して獣のように逝ってしまう自分がいたとして、それを見られるのが恥ずかしいのかもしれないし
気持ち良いけど、おしっこが出そうになって、漏らしちゃいけないと思ってブレーキをかけてしまうのかもしれません。
僕から言わせたらどちらもただの杞憂、とりこし苦労ではないかと思うのです。
獣のような大きなオーガズムは身体全体で感じる事ができる女性の特権ですし
性行為中の失禁は潮吹きと言って実は男性は嬉しいものなのです。
どちらも相手に心身を完全に委ねた結果に起こるものですが
男性という生き物は、女性が身を委ねてくれた無防備な姿を愛おしく思い興奮するようにできているのです。
つまり『相手を信じて、心と身体を明け渡す事ができたら』
壁を越えられると思うのです。
(このテーマについてはさらに掘り下げたいので、別の日記で書く予定です。)
ざっと思いつくだけで4点あげてみました。まとめると
『性欲が無い、もしくは低い』
『経験が少なく、性感帯が開発されていない。男性の愛撫が的外れで下手、気持ちよくない』
『どのように反応したり振る舞ったらいいかわからない』
『ある一定のラインを越えられない、壁を作ってしまう』
いづれかに思い当たる節はあったでしょうか?
僕の経験上、圧倒的に多くの女性が、これまでに本当に気持ちの良い愛撫をされた経験が無かったようです。
少子化、草食化
避妊以外の性教育が皆無なこの国では
男女ともにみんな見よう見まねのセックス素人です。
そんな状況で自然に性行為の真髄、本当の喜びを知るに至ることは至難の業です。
実際にこの境地に至っている女性の数も全体の5%にも満たないのではないかと推計します。
でも大丈夫。
ご縁あってこの日記をここまで読んでくれた方は
すでに大きな一歩を踏み出しているようなものです。
あとは少しずつ経験を積みながら
心身をゆだね、心身を解放するコツを体得していく事ができれば
性愛の真髄に達することができるはずです。
みなさんが性愛の喜びを享受できるように
陰ながら応援しています。